実行機能ってなに? 頭の中の「段取り係」を3つに分けてみる
難しそうな言葉ですが、毎日の「うっかり」とつながっています。
実行機能は、目標に向かって自分を動かす働き
実行機能は、何かをやりとげるために、考えや行動を調整する頭の働きのことです。研究では、中心になる働きを3つに分けて説明されることが多いです。
1. 頭のメモ帳(ワーキングメモリ)
やることや情報を、少しのあいだ頭に置いておく働きです。「部屋に入った瞬間、何をしに来たか忘れる」は、このメモ帳から情報がこぼれた状態に近いです。
2. ブレーキ(抑制)
つい動いてしまうのを止める働きです。作業中にスマホを見たくなっても、今は見ないでおく。そういう場面で使われます。
3. 切り替えスイッチ(認知の柔軟性)
今やっていることから、次のことへ切り替える働きです。やり方がうまくいかないときに、別のやり方を試すのにも使われます。
「できない」は、どこかが少し苦手なだけかもしれない
この3つには、人によって得意・苦手があります。苦手なところがあっても、それは根性や性格だけの問題ではありません。メモ帳が小さいなら外に書き出す、ブレーキがききにくいなら誘惑を先に遠ざける、というように、仕組みで手伝うことができます。
このサイトの「16タイプチェック」は、この考え方をヒントに、日常のクセを4つの軸で整理したものです。医学的な診断ではありません。
参考にした資料
- Diamond, A. (2013). Executive Functions. Annual Review of Psychology, 64, 135–168.
※分け方や呼び方は、資料によって少しずつ違います。